葬儀,マナー,冠婚葬祭,通夜,弔電,しきたり
冠婚葬祭には、昔からさまざまなルールがあります。
地域によって、その内容は異なりますが、根本的なものは、変わらないと言えるでしょう。
最近は、地域住民の付き合い方が薄くなりつつありますが、これからの付き合い方をスムーズにするためにも、これらのマナーを知っておくことは重要です。
特に葬儀は、日常生活において頻繁に執り行われるものではないため、行う側も呼ばれる側もマナーやしきたりを知らない方が多いのではないでしょうか。
では、葬儀に呼ばれた時のマナーを見てみましょう。
葬儀が決まると、遺族から通夜や葬儀の連絡が来ることでしょう。
故人と親しい間柄であれば、通夜と葬儀の両方に参列するようにします。
また、そうでない場合は、どちらかだけでも構いません。
故人とは親しくなくても、遺族と付き合いが深いのならば、弔問には伺うようにしましょう。
葬儀に参列できない場合は、弔電を打つのも方法です。
弔電の宛名は、喪主にするのがマナーです。
内容は弔意を表す言葉で打つようにしますが、電話帳などに載っている既成のものでも構いません。
遺族は、突然のことで取り乱しているかもしれませんし、深い悲しみの中にいるのですから、決して電話をかけたりしないようにしましょう。
マナーとして弔電は通夜や葬儀の間に届くようにします。
もしも、間に合わないようなら弔電は避け、後日、手紙か電話でお悔やみの言葉を述べましょう。
その際は、遺族の気持ちを察した内容にすることが大事です。
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葬儀,マナー,喪服,礼服,平服,学生
葬儀に参列する際は、喪服や礼服を着ていくのがマナーです。
これは、皆さんご存知な事でしょう。
しかしながら、通夜はそうでもありません。
一般的に、通夜には礼服ではなく、平服で参列しても良いとされています。
しかしながら、葬儀には参列せず通夜のみの参列にする場合には、出来れば礼服を着て行く事が望ましいと言えるでしょう。
もちろん、突然の事で準備が出来ないようであれば、平服でもかまいません。
その際のマナーとしては、派手なものは避け、ダーク系の落ち着いた服装にするようにします。
女性は、アクセサリー類を外すことを忘れないようにしましょう。
また、お子さんが参列する場合は、学生ならば学生服や制服で参列するのがベストといえます。
制服がないような小さいお子さんは、なるべく黒っぽい服装を着せて参列しましょう。
葬儀・通夜に参列できずに、後日、遺族の家を訪問する場合もあると思います。
この場合は、礼服を着る必要はありません。
平服で構いませんが、派手な色は避けて落ち着いたもので行くようにします。
葬儀が終わっても、遺族にはやらなくてはいけない事が多く、バタバタしている事でしょう。
また、故人を亡くした悲しみも、葬儀後にドッと押し寄せてくるものです。
あまり長居しないようにして、お悔やみを申し上げるようにしましょう。
葬儀に関するマナーは昔からのしきたりが多いものです。
分からないことは、身内や近所のお年寄りに聞くのも良いでしょう。
その土地特有の決まりがあるかもしれません。
「郷にいっては郷に従え」というように、その土地の習慣は、守っていきたいものです。
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葬儀,マナー,香典,現金書留,表書き,香典袋
葬儀に参列する時に、一番悩むのが香典でしょう。
いくら包めば失礼にならないのか、表書きはどうしたら良いのか等、いろいろなマナーがありますから、間違えないようにしましょう。
通夜と葬儀の両方に出る場合は、葬儀の時に香典を持参するのがマナーです。
香典袋には、いろいろな種類があります。
仏式の場合は、黒白の結び切りの水引がついたものを用意しましょう。
結び切りには、二度と繰り返されないという意味があり、結婚式にはこの赤白を持って行く事は常識とされています。
この時、表書きには『御香料』とします。
神式の場合は、黒黒の結び切りで『御神前』、共通のものとして使って良いのは、黒白の結び切りで表書きは『御霊前』と入れるようにします。
キリスト教式であれば、結び切りはつけずに『御花料』といれるようにします。
現在は、印刷されたものも売られています。
金額が低いならば、印刷されたものに入れるなど、金額相応の香典袋を用意するようにしましょう。
また、氏名を入れるペンは、薄墨の毛筆で書くようにします。
連名の場合は、目上・年齢の順に右側から書きます。
文房具売り場に行けば、薄墨の毛筆ペンが売られていますから、一本常備しておくと良いですね。
包む金額は、5,000円が平均とされています。
親族であれば、10,000円はいれるようにしましょう。
身内に至っては、10万円とも言われますが、親族で相談して決めてはいかがでしょう。
また、以前に頂いたことがあるのならば、同等の金額を包むようにしても良いでしょう。
葬儀に参列できない時は、香典を郵送してもマナー違反にはなりません。
現金書留で、喪主宛に送りますが、お悔やみの手紙も同封するようにしましょう。
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葬儀,マナー,焼香,キリスト教,神式,出棺
葬儀に参列する時はマナーとして、式場に入る時間にも考慮が必要です。
駐車場があるのかなどは、行ってみないと分からない事も多く、場合によっては遠い駐車場まで車を止めに行かなくてはいけない場合もあります。
また、参列する人数が多いと、受付にも時間がかかってしまうかもしれません。
余裕をもって、出発するようにして葬儀の10分前には式場に入るようにしましょう。
自宅を出る前の注意事項としては、香典袋の中身をもう一度確認することも大切です。
まれに、書いてある金額と違ったり、中身が空のときがあります。
遺族から請求するのも、気が引けて言いづらいものですから、念には念を入れて確認すると良いでしょう。
焼香の仕方にも、もちろんマナーはあります。
最近は、葬儀会場で葬儀が執り行われることも多く、立礼がほとんどです。
座礼も立礼も焼香の仕方に、ほとんど変わりはありません。
僧侶や遺族に礼をするタイミングも頭の中では分かっていても、なかなか難しいものですね。
しかしながら、形式にこだわる必要はありません。
故人を偲ぶ気持ちがあれば、遺族には十分に気持ちが伝わることでしょう。
また、キリスト教や神式の場合は焼香がありません。
キリスト教は献花、神式は玉串を捧げるのが決まりです。
捧げる方法にも細かなマナーはありますが、難しく考えることはありません。
事前に、係りの人から説明があるはずですから、その通りに行いましょう。
焼香が済んだら、出棺になります。
故人と最後のお別れになりますから、できれば焼香が済んでもすぐに帰らない方が良いのですが、なるべくならば出棺までお見送りするようにしましょう。
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葬儀,マナー,供花,供物,花輪,葬儀社
葬儀に参列すると、祭壇の横に供花や供物と言われる花・お菓子・果物などが並んでいますね。
これらは予め、祭壇に含まれているものもありますし、葬儀に参列できない人から送られたものなど、さまざまです。
本来ならば、香典・供花・供物のいずれかひとつを贈るものですが、香典とは別に供花や供物を贈る事もあります。
では、供花・供物を贈る場合は、どのようなマナーがあるのでしょうか?
まずは、喪家に確認の連絡をいれましょう。
会場の大きさに不釣合いなものを贈っては、かえって迷惑になってしまいます。
また、もしかしたら「供物はたくさんあるから、供花にしてほしい」と依頼されるかもしれません。
万が一、遺族から「ご厚志はお断りします」といわれたら、贈るのは辞退しましょう。無理に受け取ってもらうことはマナー違反となります。
供花を贈る場合は、花輪や生花を贈ります。
贈る相手が会社関係であれば花輪を、親族や友人であれば生花を贈るようにします。
いくらぐらいで、どれぐらいの大きさが良いのか分からない時には、葬儀を取り仕切っている葬儀社に聞いてみてはいかがでしょう。
葬儀社に依頼すれば、手配を全て請け負ってくれますから、安心ですね。
また、供物に関しては、宗教によって、しきたりがあります。
一般的には、線香やろうそくですが、神式は線香・ろうそく、仏式は肉・魚などの生ものなどは供えてはいけないとされています。
キリスト教においては供物をお供えするしきたりがありません。
間違えることのないように、喪家や葬儀社に宗派を確認しましょう。
これらの品を注文する際には、場所・日時をはっきりと指定します。
供花・供物は祭壇に飾るので、通夜に間に合うように届けなくてはいけません。
訃報の連絡を受けたら、すぐに手配する事がマナーと言えるでしょう。
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葬儀,マナー,お悔やみ,忌み言葉,黙礼,葬儀会社
葬儀の受付には、葬儀会社のスタッフが受付をしていることもありますが、大抵の場合は手伝いを依頼された近隣住民や会社関係の方が多いようです。
故人の親族でないと、挨拶をしなくて良いかというとそうではありません。
受付で香典をお渡しする際は、「この度は、ご愁傷様でございます」とお悔やみの言葉を述べるようにします。
また、親しい遺族を見つけたからといって、走り寄ったり遠くから呼んだりすることはマナーに反しますから、気をつけましょう。
特に気をつけたいのは、故人の死因や病気に関して聞くことです。
根掘り葉掘り聞くのは、失礼にあたりますし、誰でも聞かれたくない事だってありますから・・・
この場合は「本当に残念ですね」「お力落としのないように・・・」などといった内容で良いでしょう。
あくまでも、静かに心を込めてお悔やみを述べるようにします。
お悔やみの際のマナーとして、忌み言葉といって、使うことを避けなくてはいけない言葉があります。
「たびたび」「かさねがさね」「くり返す」「重ねる」「続ける」「またまた」など不幸が重なることを嫌う言葉です。
さらに、成仏をさまたげる言葉として「迷う」「浮かばれない」なども使わないように気をつけましょう。
葬儀の時は、長々と話し込むことのないようにしましょう。
お悔やみを述べることができそうにない時には、軽く黙礼のみでも失礼にはあたりません。
遺族の気持ちを十分に察してあげることがマナーの一つです。
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葬儀,マナー,世話役,受付係,会計係,接待係
葬儀の全てを、喪家だけで取り仕切ることは、到底無理な事でしょう。
細かな雑事が多い葬儀を取り仕切るためには、世話役という手伝いをしてくれる人が必要です。
会社関係者や地域住民が頼まれることが多く、依頼されたら喪家側の立場であることを忘れてはいけません。
世話役には「受付係」「会計係」「接待係」などがあります。
葬儀会社のホールで葬儀を行う場合は、これらの役目をスタッフが行うサービスがあるところもあります。
その場合は、スタッフでまかりきれない部分をお手伝いする形となります。
世話役を頼まれた場合のマナーを見てみましょう。
●受付係・・・香典を受け取る際には「本日はお忙しい中をありがとうございます」などと必ず一言添えるようにします。
また、名簿には氏名と住所を必ず記帳してもらいましょう。
後で、喪家側からの香典返しを送る際に、重要な書類になります。
●会計係・・・香典袋にかかれている金額と、内容があっているか確認します。
トラブルを防ぐためにも、一人で行わずに複数人で行いましょう。
●接待係・・・裏方の仕事になりますから、台所で待機することになります。
おしゃべりは謹むようにしましょう。
世話役を引き受けるのが初めてだと、分からない事もたくさんあるでしょう。
しかし、葬儀は昔からのしきたりやマナーが多いものです。年配の方の意見には素直に耳を傾けましょう。
世話役の態度によっては、喪家側のマナーを問題視されることになります。
弔問客には、丁寧な対応をするように心がけましょう。
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葬儀,マナー,会計係,香典,金額,名簿
葬儀の世話役で一番、重要な係りが会計係でしょう。
お金を扱うのですから、最も神経を使いますね。
地域によって、やり方はさまざまでしょうから、年配者の言われるとおりに行うのがベストだといえるでしょう。
基本的なマナーとしては、弔問客から見えないように、受付の後ろで作業を行いましょう。
弔問客に背を向けて行えればベストですが、ついたてなどがあれば、これらを上手に利用します。
弔問客から香典を預かったら、中身のチェックをします。
なぜなら、香典袋の中身と表記してある金額があっているかどうかを確認しなくてはいけないからです。
香典袋に、名前や金額を書くことは、弔問する上でのマナーです。
しかしながら、時折、金額が表記されていなかったり、氏名が書き損じてあったりすることがあります。
トラブルを防ぐために、受付で書いてもらった名簿に連番をふり、その番号を香典袋の隅に表記するといいでしょう。
喪家側から依頼がない限り、金額のチェックを行ったら、お金は香典袋に戻します。
葬儀後、喪家側が確認しやすいように、香典袋は連番順にまとめておきましょう。
その際、針と糸があると便利なんですよ。
香典袋の隅を、連番順に綴じていくためです。
こうすることによって、一通抜かれたり、失くしたりする心配もありません。
弔問客が多い時は、会社関係・親族・友人などと、分けておくと喜ばれます。
これらの作業は、葬儀の最中に行われます。
葬儀が済んだら、遺族に受け渡しをしますが、人任せにしないで直接渡すことがマナーとして大事なことです。
こうすることによって、トラブルを防ぐことができます。
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葬儀,マナー,返礼品,香典返し,清め塩,礼状
葬儀に参列すると、返礼品といってお礼の品をいただきます。
小さい箱に入っているもので、葬儀に参列したことがある方は、ご存知でしょう。
地域によって渡し方はいろいろで、受付の際に頂く場合や葬儀後に頂く場合があります。
これは、弔問に訪れた方全員に、お礼の気持ちとして渡される品です。
通夜や葬儀の返礼品は、茶葉やハンカチ、海苔などが多く、1000円程度のものが一般的です。
なかには、返礼品を受け取るのを辞退される方がいらっしゃいます。
しかし、返礼品の中には礼状も入っていて、喪家側のお礼の気持ちを表したものなので、頂いて帰るのがマナーといえるでしょう。
また、香典を連名で用意した場合は、人数分頂くようにします。
地域によっては、香典返しを葬儀の当日にお渡しするところがあります。
これを即日返しといい、2500円程度のものが配られます。
葬儀の返礼品と同じく、海苔や茶葉の詰め合わせが多いようです。
それ以上のお返しが必要な場合は、四十九日が明けてから、喪家側から香典返しが送られてきます。
また、葬儀の返礼品には、お清めの塩が入っています。
塩で清めるとか、弱っている心を切り替えるため・・・などいろいろな言い伝えがあるそうです。
しかし、浄土真宗は清め塩をしないというのがマナーです。
浄土真宗の葬儀で、弔問客から「塩が入っていない」と言われることがありますが、決して間違いではありません。
このような事も、葬儀のマナーとして知っておくと良いでしょう。
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葬儀,マナー,台所係,接待係,通夜ぶるまい,清潔感
世話役の中には、女性ならではのお世話係があります。
台所係といい、台所を預かる係のことです。
自宅で葬儀が行われる場合は、食事を作らなくてはいけない地域もあるそうです。
葬儀会社で行う場合は、お茶を出したり、お弁当を用意したりします。
その内容から、町内会(特に隣近所)の女性が依頼される事がほとんどです。
葬儀は、昔からのしきたりやマナーが根強く残っていることが多いものです。
例えば、自宅葬儀でいただくお味噌汁。
「お味噌汁の味噌」とか「中に入れる具」など、地域によって全然違いますね。
良かれと思って用意した材料が、年配者の方に却下されたという話も聞いた事があります。
初めてお手伝いをする時は、先輩方の意見は聞いたほうが良いようです。
また、お茶や食事をお出しするのですから、清潔感がある身なりでお手伝いをするのがマナーです。
白いエプロンや割烹着は、一着用意しておくと良いでしょう。
接待係は、弔問客にお茶や茶菓子で接待する係をいいます。
場合によっては、通夜ぶるまいと言って、お食事を勧められる事もあります。
弔問客は、勧められたらお断りをしないで、少しでもいいので頂くようにしましょう。
かといって、長居をしていいわけではありません。
折を見て、退出するようにします。
その際は、喪家に一言お悔やみを申し上げて退出しましょう。
接待係は、お茶出しをしたら、終わりではありません。
マナーとして、片付けも責任を持って行うようにしましょう。
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